2011-06-10

彩雲国物語 紫闇の玉座(上) / 雪乃紗衣

「旺季将軍、私は、女が官吏になってはいけない理由を、まだ知りません。管理になっても」
「…………」
「私にこいとおっしゃるのは、劉輝陛下の一部をご自身で認めたということです。私が官吏になれたのは、陛下のたまもの。誰も疑いもしなかった男子専制を破って」

彩雲国物語   紫闇の玉座(上)   (角川ビーンズ文庫)
彩雲国物語   紫闇の玉座(上)   (角川ビーンズ文庫)

長い!
いやー長かった。いくら読んでも読み終わらないような気がして、ここは時の牢だったかと思ったわ。笑。彩雲国シリーズ最終巻の上巻です。表紙の瑠花さまが美しい(*´∀`*)

▼秀麗…うーん。どうなるんだろう。最後は薔薇姫の力とか他の仙の力で元気満タンに主人公補正の復活がありそうな。王妃もしながら官吏としても働く未来が秀麗には合ってるんじゃないでしょうか。でも、もう一度目覚める秀麗は最後の一日と思って目覚めるわけで、いつを選ぶのか楽しみですね。

▼瑠花…かっこいい!そして美しい。もうそれだけ。羽羽さまとのらぶらぶ具合もすばらしいですw

▼楸瑛…楸瑛は自分的にメインキャラの中でどうでもいい位置付けだったキャラでした。でもこの物語の終盤から意外と出番が多かったので不思議な感じでした。どうでもいい位置付けでしたが、それでも楸瑛が途中からただのおバカさんみたいな書かれ方してたのは悲しかったなぁ…。口調も崩れてたし…。。でも、この上巻で楸瑛が引き締まったので、終わりよければ~と思ってしまいました笑。

▼静蘭…静蘭、、迷走しすぎじゃないか君…。。迷走する期間があっていいと思う。でも、これはかっこわるいよ(´;ω;`)…。下巻で心を決めてビシッと決めてくれるでしょうか。

▼悠舜と飛翔…ほもくさい。…ってのは置いといて悠舜ですが、飛翔とのシーンを読んでもまだ私には今後の展開が分かってません(汗)。劉輝を平気で裏切るつもりでいたけれど、劉輝の側にいたらそれが揺らいだ(それでも悠舜はやっぱり裏切るつもり)ってことでいいのかな。でも下巻の最後の最後でやっぱり劉輝側につくと思うなあ。

▼劉志美と荀彧…軽くほm(略

▼旺季…もう、旺季が王になるしかないのかって雰囲気しかなかったけれど、最後の秀麗とのやり取りで、うん、劉輝もありだよなって(作者がそう書いてるんだからまんまとほだされてるのもわかりつつw)。赤い妖星が示すのは、戩華・瑠花・旺季を含めた時代が終わり、劉輝が本当の意味で玉座に座りますよってことなんでしょう。

▼劉輝…なのに、劉輝、最後、どうした?!なぜ王都から…?!!

さぁ、遂に終わっちゃうんですね。アニメ化の頃から読み始めて、今まで新刊が出る度に読んできました。下巻は来月発売。楽しみです。

彩雲国物語 紫闇の玉座(下) (角川ビーンズ文庫)
彩雲国物語  紫闇の玉座(下) (角川ビーンズ文庫)

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