2011-06-26

コクリコ坂から / 高橋千鶴

コクリコ坂からジブリ新作映画の原作って書いてあったので、「へー漫画なんだー」なんて手に取ってみたらめちゃくちゃ昭和のかほりのする少女漫画でした。

初出『なかよし』講談社 1980年1月号~8月号

だって。昭和55年に連載してたんですね。

前半は学生紛争(制服登校じゃなく私服登校したいと生徒がゴネ出す)で、後半になるに連れその流れが薄くなり恋愛要素が強くなり、誤解やすれ違いありぃの、ハッピーエンド。

絵柄が古いのは勿論、言葉遣いや強気な女の子(手が早い)…とか全てが時代を感じる。でもなんとなくぬくもりてぃに溢れて、好きです。かつての少女たちはこういうのが面白かったのかな~って思いを馳せたり。

それはそうと…ジブリな人たちはこの漫画のどこにそんなに惹かれたんだろう。魔法の魔の字もなく、空も飛ばず、不思議な動物も体験もない。前半の学生紛争部分は、その首謀者がかなり自分勝手な理由で生徒を巻き添いにしていたので「Σ(゚Д゚;エーッ!」ってなった(今だったら許されないでしょう?)し、恋愛部分だってそんなに目新しくもないような…。まぁ普通の(?)少女漫画だと思いました。

どんな映画にしたんでしょうね、キニナル。まだ映画のサイトとか見てないので見てこよう。

※ 追記(2011-06-26):ジブリ映画公式サイトとインタビュー記事など発見し、読んで来ました。リンクしときます。もしかしたら原作読んでからの方が興味深く読めるかもしれません。

他にも何冊か。

買いだめ

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