違和感

震災後いきなり「日本の力を信じてる」とか「日本の強さは団結力です」って言い出して「日本頑張ろう」とかも言い出して、いやもちろんそうなんだけどなんかギョッとするくらいプッシュされてて置いてけぼりくらってる。
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　ああ。わかった。外国人からのコメントや日本のCMの「乗り越えられる」とか「日本は強い国」とか「日本の力」とか違和感あったの、日本を神格化してるからじゃないの。現実味がないというか。ふわふわしてるような。

しんかく【神格】神としての資格。神という地位。
（新明解国語辞典 第五版より）

　だって今までそんなの意識したことなかったもの。日本の力って何？どういう風に強い？（地震には強いな、建物が。）ピンと来ないよ。「日本は～」って範囲広すぎだし抽象的。もっと具体的に的を絞って例を挙げてよ。
　田舎の地区ごとのコミュニティの力は強いから、その田舎パワーがあれば乗り越えられるよ！とかならまだわかる。被災地産の野菜を買って応援しようっていう動きがそこかしこで高まってるよ、とか。

　CMのような言い方が合ってる場面もあると思う。でも物は言いようだしね、団結してるんじゃなくて周りに流されてるのかもしれない。無縁社会とか言って騒いでたじゃない。ご近所付き合いが希薄で～とか。孤独死する老人～とか。一概に日本全土引っ括めて団結力云々とか言い難いんだよ。

　人に「頑張れ」と言われたから頑張るんじゃない、自分が「頑張ろう」と決めるから頑張れるんだ。（人に言われた「頑張れ」が決心のキッカケになることはあるだろう。）動機は自分の中にしかない。
　洗脳スローガンみたく連呼しなくても、自然に自分の内側から「乗り越えよう」「踏ん張ろう」っていう気持ちが沸き上がってきて、カクゴになって、気持ちが座って、そして段々と復興していだろう。
　日本一丸となって頑張ろうとしないやつはオカシイみたいなプレッシャーとストレス与えないで気長に構えようよ…長期戦なんだから。人それぞれのペースでいいんだよ。無理に強要しても無責任な言い訳と不満と文句だけが増える。

　とにかくズレを感じるのよ。胸くそ悪い。